
「仕事を辞めたい・・・そうは言っても簡単には辞められないよ・・・」。
世の中には、自分を犠牲にして、消耗し続けている方がとても多いんじゃないでしょうか?
勇気を出して、会社に退職の意思を伝えたものの、上司の強引な引き止めなどによって、なかなか辞めさせてもらえないという話も聞き覚えがあります。
はい!わたし自身のはなしです(笑)。
会社に退職の旨を伝えたものの、無事に辞めることができるまでに約1年かかりました。
本当に身も心も限界まで擦り減りましたよ・・・。
そんな、わたしのような辛い経験をする方が、1人でも減ってくれることを祈って記事を書きました。
この記事では、パパまじ(@lifeismajifa-external-link)が【退職】会社を辞められない?消耗し続けているあなたへ伝えたい4つのことについてご紹介します!
CONTENTS
わたしの職歴
まず、わたしの職歴について、簡単にご説明させてください!
- 医薬品関連の営業職(3年程)
- 飲食関連の一部上場会社
- 化粧品関連会社役員
このような職歴になっています。
上記の中で、わたしが会社を辞める際に、強引な引き止めに合い、辞めるまでに1年も要した会社・・・。
それは新卒で入社した「医薬品関連会社」です。なぜ会社を辞めたのか?
医薬品関連会社では、
- 給料もそこそこ貰えていた
- 母体が大きくよっぽどなことがない限り安定している
- 営業の仕事にやりがいを感じていた
上記のように、決して待遇も悪くはなく、仕事面でも充実した毎日を過ごしていました!
わたしは、「このまま安定した会社で過ごしていれば何も問題なく生活できる、安泰だ」。
そう思っていたんです。
安定した会社で仕事をそつなくこなし、倒産やクビになるような問題を起こさなければ生活は必ず守られると・・・。
ですが、ある日ふと思ったんです。

それからというもの、なぜか「安定」という言葉が頭から離れなくなってしまいました・・・。
大企業や公務員のような働き方が安定なんだろうか?
逆に中小企業だと不安定ということになるんだろうか?
考えた末に、わたしが辿り着いたのは、「安定した未来を勝ち取るには、自分自身で稼ぐ能力を磨くしかない、このままではいけない」という答えだったんです。
自分で稼ぐ能力を磨く為には、もっと濃密な経験が必須だと思い、日に日にある思いが募っていきました。
「転職して自分の幅をもっと広げたい」。
その後、1ヶ月程悩み続けて、微塵も答えが変わらなかった為、最終的に転職することを決意したんです。
退職届を出したのは社会人3年目に入った頃でした。
退職届の提出
初めての退職届。正直とても緊張しましたよ!
書き方も分からず、インターネットで調べ何とか書き上げ、いよいよ退職届を会社に提出することになったんですが、正直に言って甘い考えだったと反省しています。

以下は実際の退職届の流れを示したものです。
- 直属の上司(課長)
- 支店長
- 総務部
- 総務部長
- 代表取締役
直属の上司に退職届を提出した時は、とても有難いことに引き止めて頂きました。
課長からは、営業の厳しさと楽しさを教えて貰いましたし、2人で会社近くの居酒屋に通ったのは良い思い出です。
厳しい中にも優しさがある課長。
本当に・・・、本当に尊敬しています。
最終的に、退職の決意を汲み取って貰い、課長には応援までして頂けることになったんです。
強引な引き止めによって消耗
課長同席のもと、支店長に時間を取って頂き、退職について何度か話し合いの機会が持たれました。
退職の考えを改めるように、支店長から何度も説得を受けたんです。
ですが、考えは変わらず、最終的に「3ヶ月で退職できるよう後任を手配する」ということで話し合いが終わりました。
ここまでは良かったんです。
ですが、その後支店長から、わたしへの嫌がらせとも思える行為が始まりました・・・。
嫌がらせと思える主なこと
・勤務時間外に支店長へ直接業務報告書の提出。
・提出時に毎度退職の考えを改めるように、説得&長時間に渡り罵詈雑言を浴びせられる。
・経費の申請が否認され、自腹を切り続けるなど。
まだまだあり、ここでは書ききれません(笑)。
理不尽を受けるわたしを、かばってくれていた課長ですが、どうすることも出来ない様子でした。

しかし、そこから更に悪夢が始まったんです。
何故か2ヶ月経っても後任の話が全くありません・・・。
※総務部に確認をしておけば良かった。
わたしは、不安に思い支店長へ確認を行ったんですが、恐ろしい発言を頂きました。
その当時のことは、今でも時々夢に見ますね(笑)。
支店長からの言葉
・退職届なんて受け取っていない。
・お前の人生は絶対に成功しない、この場で退職の発言を撤回しろ。
・撤回しないなら、課長(直属の上司)の昇進の話は白紙にする。
・撤回するまでは部屋から出さないなど。
上記のような言葉を浴びせられたうえ、上司の昇進話まで持ち出されたわたしは、返す言葉が次第になくなっていたことを覚えています。
しかし、脅しを受けながらも、最終的には当初3ヶ月での退職予定だったものを、1年後に伸ばすことで何とか折り合いをつけました。
その後も、退職するまで支店長からの嫌がらせは続き、1年程で体重が8kgも減ってしまったんですよね(笑)。
支店長との最後の闘い
実は、退職時期が決まった段階で、当初の目的である転職活動を行っていたわたしは、次の会社に内定を貰っていたんです。
その会社の入社式の日程は、退職予定日の僅か2日後でした。
支店長には、次の会社の入社式の準備もある為有給を消化し、退職予定日を3日だけ早めて欲しいと相談をしました。
※有給の件は退職予定日の3ヶ月以上も前に伝えています。
ですが、ここでも支店長から驚きの言葉を頂いたんです(笑)。

もう言葉が出ませんでしたよ。※今回はしっかりと録音させて頂きました。
有給休暇取得を拒否されどうしようもなかったわたしですが、最後にあることを決断しました。

もちろん、引継ぎは事前に終えていましたし、得意先や会社の方にはこそっと挨拶をしておきましたよ!
※無断欠勤はもちろんいけないことなので反省しています。
無断欠勤を断行した当日は、支店長からの着歴が恐ろしいことに・・・。
最初は無視していましたが、親にも電話をかけ始めた為、仕方がなく電話に出ることに。
電話に出ると、凄い剣幕で、「会社に損失を与えた、お前を訴えるからな!!!」と激怒している様子です。
※損失なんてとんでもない、通算成績も達成していますし、最終年度は前年比160%を達成したんですよ(笑)。
訴えると言うので、わたしはそっと、有給休暇を拒否された時に、録音しておいたレコーダーの音声を電話口に流しました。
すると急に黙り込んだ支店長・・・。

このように伝え、電話を切りました。
その後、電話もありませんし、訴えられることも一切ありませんでした。
※レコーダーの音声は労働基準監督署には提出しませんでした。
会社を辞められない?あなたへ伝えたい4つのこと
退職時、できれば円満に退職したいと思いますよね!
ですが、その思いとは裏腹に、わたしのように会社をなかなか辞める事ができずに、消耗し続けてしまう方がきっといるはずです。
そこで、会社を辞めたいのに辞められないと、消耗し続けているあなたへお伝えしたいことが4つあります。
①ブレない退職の意志を持つ
わたしは、これまで2度退職を経験していますが、思ってた以上に体力・精神力が必要でした(笑)。
上司からの強引な引き止めだって経験済みです。
そんな時に、大切だと感じたことは、ブレない退職の意志を持つことです。
「何を言われても、絶対に会社を辞めるんだ」と!
会社からの強引な引き止めや、退職の意志を伝えたことで、理不尽な思いをする機会が少なからずあるかもしれません。
ですが、「退職」という言葉を会社に伝えるからには、ブレない退職の意志を持ち続けましょう。
引き止めによって、退職の発言を無かったことにして会社に残った場合、その後の人事や人間関係などに影響を与えることだってあるかもしれません。
あなたの目的は「退職」することじゃないんですか?
意志がブレるくらいなら、絶対に退職の意志表示を、会社にするべきではありません。
退職代行というサービスもある

②会社において代わりはいくらでもいる
当時は、少し自意識過剰だったのかもしれません(笑)。
わたしが辞めることで、売上が少なからず下がる、会社が困るだろうとそう思っていたんです。
ですが、わたしが辞めた今でも、会社は何の問題もなくまわっています。

真面目な人程、会社を辞めることに対して責任を感じ、会社の都合のいいようにされてしまうかもしれません・・・。
でもそこまで考える必要はなかったと、今だから言えます!
大切なことは、もっと自分を大切にすることですよ!
友人や両親にとって、かけがえのないあなたの代わりはいますか?
一家の大黒柱であるあなたの代わりは?
「会社においては代えがきいても、絶対にあなたの代えがきかない」。
そんな場所がきっとあるはずです。
③命を落とす前に全力で逃げるべき
退職してから5年程経った頃、当時の同僚から電話がありました。
内容は、医薬品関連会社で働いていた際に、大変お世話になった40代の係長が亡くなったという話です。
死因を聞いて愕然としました。
「自殺」だったんです・・・。
人一倍責任感が強く、後輩からも慕われるような、とても素晴らしい方でした。
仕事で無理をし過ぎて、うつ病を発症し、自殺に追い込まれてしまったそうです。
亡くなってしまうなんて・・・。
奥さんや、大学に入学したばかりのお子さんもいるんですよ。
あなたは、消耗して命を落とす前に、全力で逃げてください。
会社を辞めたっていいじゃないですか!
また、やり直せばいいじゃないですか!
会社で消耗して命を落とすなんて悲しすぎます。
本当に悲しくてやりきれません・・・。
④会社の為に働かない。自分の為にこそ働く。
これは、尊敬している大企業の社長が、わたしにかけてくれた言葉です。
※少し長くなります。

この社長は、会社の面接者へ必ずこの質問をするそうです。
「あなたは会社の為に働きますか?それとも自分の為に働きますか?」
わたしは、これからも自分の為に働ける環境でどんどん成長していきます。
まとめ
もう2度とあんな辛い経験はしたくありませんし、一切するつもりもありません(笑)。
今では、貴重な体験ができたと笑い話にできていますが、その当時は睡眠薬や胃薬が手放せない毎日でしたよ。
わたしのように辛い思いをする方、また会社で消耗してしまい、命を落としてしまう方が1人でも減ることを切に願っています。
以上、パパまじ(@lifeismajifa-external-link)が【退職】会社を辞められない?消耗し続けているあなたへ伝えたい4つのことについてご紹介しました!